おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
by broncobilly
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「王様のためのホログラム」(A Hologram for the King, 16)

 大手自転車メーカーを解雇されたアラン。IT業界に転職し、王様にホログラムを使った会議システムを売り込むためにサウジアラビアに送り込まれる。家も失い、妻とも離婚したアラン(トム・ハンクス)は、異国の地で精神的に追い詰められていくが、やがて新たな自分と人生の第二のチャンスを見出していく。

 デイヴ・エガーズによる同名小説の映画化(ハンクスの次回作もエガーズが原作)ということだが、大筋からわかるように、これまで佃煮にするほど作られてきた「アメリカ人が古い歴史を持つ異国に行って自分探し、必ず現地の異性(まれに、そこにいた同胞)と相思相愛となってメデタシ、メデタシ、という映画の一本である。

 ぼくはこの手の映画を見ると、つい、いい気なもんだね、と思ってしまうヒネクレ者なので、それほど期待をせずに出かけたのだが、そこそこ楽しむことができた。

 この題材でトム・ティクヴァが監督/脚色/音楽というのはどうよ?と思っていたが、これが、凡百の"異国のアメリカ人"映画とは違った肌合いを、この作品に与えている。

 回想場面の入り方や、場面転換の仕方などにティクヴァらしい独特なものがあり、そう言えば「ザ・バンク 落ちた巨像」(09)も面白かったし、ファンタジーの要素が無くても(まあ、見方によっては「王様のためのホログラム」はファンタジーだけど)ティクヴァのスタイルは生きるのだなあ、と思った次第。砂漠のとらえ方や、主人公と現地人の恋人がスキューバダイビングを楽しむシークエンスなど、とても美しい。

 そして特筆すべきはハンクスである。ひっそりとした公開のされ方になってしまったが、なんとなく演じていた「インフェルノ」は別として、「キャプテン・フィリップス」、「ウォルト・ディズニーの約束」、「ブリッジ・オブ・スパイ」、「ハドソン川の奇跡」など、その演技力が高く評価された"実在偉人シリーズ"と比べても見劣りしない、というか、むしろ、それらを上回る見事な芝居を見せてくれる。

 立派な人たちフツーの人として演じることで、フツーの人間であるぼくたち観客の共感を得る、というのがハンクスという役者さんの最大の強みだが、久々にフツーの人をフツーに演じるハンクスは、やっぱりいいのである。

 ロマンスの相手となるアラブ人女医はサリタ・チョウドリーで、見たことある人だよなあ、と思ったら、TV「HOMELAND」でマンディ・パティンキンの妻を演じている人だった。個性的な美しさを持った人だが、異国ロマンスにありがちなエキゾチックな大美人ではなくて、地に足が着いた中年女性なのがよい。

 ベン・ウィショーは、ほんとうに落ち気合いで顔を出しているだけなので、ファンの人は期待しないように。

 拾いものだった。いい気分で劇場を後にすることができました。




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 こちらが次回作。

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 これも映画になりましたね。

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 最新号。連載は、ジョン・ウエインに最後に倒された男、のこと。

キネマ旬報 2017年3月上旬号 No.1740

キネマ旬報社 (2017-02-20)


# by broncobilly | 2017-02-18 17:35 | 映画評

「マリアンヌ」(Allied, 16)

 続けて観た「ブレアウィッチ」と「ブラック・ファイル」の、あまりのヘッポコぶりに相当なダメージを受けていたので、ブラッド・ピットの最新作まで酷い出来だったら、立ち直れなくなっていたところだが、さすがロバート・ゼメキス監督だけあって、とりあえずマトモな映画を見せてもらえて、ほっとした。と言っても、絶対に観た方がいいですよ!と声を大にしたいほどのものでもない。

 「カサブランカ」とヒッチコックを一緒にして、スパイ・アクションをぱらばらっと振りかけたというような作品。ラブロマンス100点とサスペンス100点が一緒になって、200点になるでもなく、ましてや相乗効果で300になるわけでもなく、逆に75点になりました、てなもんである。

 第二次大戦中、カサブランカに降り立ったカナダ人諜報員ピットが、レジスタンスのマリオン・コティヤールと共にドイツ大使暗殺の任務を遂行するのが第一幕。このあたりはロマンスとアクションの組み合わせが上手くいっていて、テンポもいいのでなかなか楽しめる。

 コティヤールを愛するようになったピットは、ロンドンに彼女を呼び寄せ結婚。二人の間には娘も生まれるが、コティヤールに独軍スパイの嫌疑がかかる。英国諜報機関の指示によってピットが仕掛けた罠にコティヤールが引っ掛かり、有罪だと証明されればピット自身の手で妻を殺さねばならない。ピットはコティヤールへの疑念と愛情に引き裂かれつつ、妻の正体を確かめようとする。ここからがヒッチコック風で「レベッカ」、「断崖」、「汚名」、「マーニー」などの作品で繰り返された"信頼できない配偶者"テーマのサスペンスとなる。ゼメキスはこういうのが好きなんだなあ、と思うのは、すでに「ホワット・ライズ・ビニース」で、すでにこのテーマを扱っているからだ。

 ゼメキス大いに張り切って、構図や音を使ったサスペンス演出に精を出しているのが楽しい。時計の音の使い方などは、ちょっとわざとらしいとは思ったが。

 妻の正体を確かめるために、フランスまで飛んで、そこでドイツ軍との戦闘になるあたりは、ブラピ・ファンへのサービスだろうが、それまでのサスペンス・タッチがドンバチに一転するので、ちぐはぐな感じになってしまったのは否めない。

 それでもコティヤールの正体が明らかになる場面の演出は、さすがにがっちりしていて、ピットの芝居も、ここが一番いい。コティヤールは、どの場面でも巧いのだが、ピットとのケミストリーが、あまり感じられないのが辛いところ。それでも、この場面では二人の波長がピタリと合って、画面に力が漲っている。

 クライマックスは空港で(「カサブランカ」)ですからね。ドラマティックな盛り上がりを見せるのだが、このあとのエピローグは蛇足に感じられた。空港の一場ですぱっと切った方が、余韻の残るラストになったと思う。

 ゼメキスは、おそらく今のハリウッドで、もっともC.G.I.の使い方に熟達した人なので、この作品でも盛大に使って、戦時下のロンドンでの空襲や飛行機の墜落などを再現しているのも見物。ただし、嬉しがって使いすぎ、かえって安っぽくなっているとも感じたが。

 主人公の上司を演じているのがジャレッド・ハリス。なんてこと無いようで、実は重要な役で、空港でのクライマックスも、この人の芝居が締めている。

 とまあ、いろいろといいところもあるのでが、ガツンと来るものがないので、ピット+コティヤール+ゼメキスが顔を揃えたとなれば、もう一押し欲しかった、というのが結論であります。





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# by broncobilly | 2017-02-13 17:15 | 映画評

「ブラック・ファイル 野心の代償」(Misconduct, 15)

 英国で封切られた週の興収が97ポンド(127ドル)、1スクリーンあたりの観客数が、たったの四人だったということで話題となった作品が、満を持して(?)日本公開となった。

 とは言え、人気者ジョシュ・デュアメルの主演だし、アンソニー・ホプキンスとアル・パチーノが脇を固めているし、アリス・イヴ、ジュリア・スタイルズ、マリン・アッカーマン(今回もしっかり脱いでくれる)と女優陣も充実しているし、というわけで、"票場は最悪だけど、実際に観てみたら意外な拾いもの"というのを期待して出かけたところ、「ブレアウィッチ」に続いて、二連敗と相成りました。

 ホプキンスがCE0の製薬会社が新薬のデータを偽造したという案件で訴訟を請け負ったのがパチーノの法律事務所。事務所の若手弁護士デュアメルは、かつての恋人で、現在はホプキンスの愛人のアッカーマンから接触され、裁判を決定づける証拠を入手する。ところが、アッカーマンは殺されてしまい、デュアメルは殺人誘拐の嫌疑をかけられた上、ホプキンスに雇われたらしいイ・ビョンホンの不気味な影も見え隠れし、妻であるイヴにも危機が迫る…。

 と書くと、ちょっと面白そうかもしれないが、実際はストーリーを追うのに非常に苦労した。まあそれほど賢い方ではないということは自覚しているが、それでもミステリ小説は山ほど読み、ミステリ映画も浴びるほど観てきたので、推理ものの筋を追うことには自身がある。

 まず第一にアダム・メイソンとサイモン・ボーイズのシナリオがヘッポコなのである。時間軸を、得意げにあれこれ弄っているのだが、弄り方が下手くそのなので、観客の興味を惹くどころか混乱させるばかりである。ヒッチコック的な巻き込まれサスペンス、セクシー・サスペンス、リーガル・サスペンス、サイコ・サスペンスに、倫理的なテーマまで、どや顔で放り込んであるのだが、具材を手当たり次第にバランスも考えずに放り込んだ鍋料理のようで、多彩な要素をまとめる芯が通っていない。
 主人公の行動も一貫していないので、あれ、なんで?と戸惑わされっぱなしだった。

 それに輪をかけるのがシンタロウ・シモサワの演出で、日系の人なので贔屓にしたいところなのだが、芸術家を気取っているのか、持って回った思わせぶりな演出と唐突な場面転換で、混乱に拍車をかける。

 さらに、フェデリコ・フシドなる御仁のスコアが、これまたいちいち大仰なのだ。

 そして明らかになる真相というのが、たぶん作り手側としては衝撃的と考えているのであろうどんでん返しも含めて、とてもありふれたものなので、なあんだ、ということになる。

 平凡な真相を観客に先読みされないために、みんなして観客を混乱させようとしていたのかね、と勘ぐりたくもなる。しかし、だとすれば、フェアなミスリーディングではなくて、単なる嫌がらせでしかない。

 パチーノとホプキンスのご両人は、観客がこの二人に期待する演技を披露してくれるが、「こういうのをやっておけば、いいんでしょ?」というお仕事モードで、重みも有り難みも皆無です。

 ぼくが観た劇場には、ビョンホンのファンと思しき、おばさま方のグループが、かなり来ていて、一スクリーンに四人ということはなかった。
 ビョンホンは肺病病みで余命短いという設定で(だから?という感じなのだが)、バイクなど乗り回してカッコイイので、おばさまたちは満足されたかもしれない。

 でも、「一体、おれは何を観たのだろう?」ワタクシは狐につままれたような気分で、とぼとぼと家路をたどったのであります。





ポスター/スチール 写真 A4 パターン2 ブラック・ファイル 野心の代償 光沢プリント

 

# by broncobilly | 2017-02-12 09:47 | 映画評

「ブレアウィッチ」(Blair Witch, 16)

 一九九九年に登場した「ブレアウィッチ・プロジェクト」は極端な低予算ながら全米で大ヒットを記録し、いわゆるPOV(一人称視点)ホラーの先駆けとなった。POV映画がそれまで無かったわけではないのだが、低予算を逆手に取った工夫が功を奏して、独特の、そして新鮮な恐怖を感じさせてくれる作品になっていた。

 さて、二〇年近く経ってから登場した続編(最初の続編ではない)「ブレアウィッチ」だが、アメリカでは酷評され、興行成績も振るわなかったので、まあそれほど期待もせず出かけたのだが、今回は期待を裏切られることなく(?)ダメダメでした。

 一作目のヒロインだった姉の行方を捜す男と三人の友人、姉の遺したテープを森の中で発見したというアヤシゲなカップルの総勢六人が森へと分け入っていく。

 一作目の三人から登場人物が倍になっている。しかも、そのうち四人は耳に小型のウェラブル・カメラを付けている。カメラを持つ人(視点)の数が倍となり、ウェラブルを装着した者同士の会話場面では、ショットの切り返しが行われる。しかも、木の枝にカメラを据えたり、ドローン・カメラからのショット(マスターショットの役割を果たす)まで使われるので、ショットの切り替えが非常に滑らかで、限りなく一般映画の手法に近くなっている。POVにする意味がない。

 そもそも映画というのはPOV形式でなくても、"複数の登場人物の視点"と"全知の視点"が組み合わされているわけである。これは三人称の形式で書かれた小説も同じで、"全知の語り手の視点"だけで綴られるわけでなく、"複数の登場人物の視点"が合成されて、一つの物語が構成される。

 「ブレアウィッチ」は、観客サービスのつもりなのか(だったとすれば逆効果だが)視点の数を増やして、"全知の視点"まで取り入れたことで、観易くはなったものの、まったく恐くないのである。
 耳に装着する小型マイクを導入したことで、「魔物から必死に逃げているはずの登場人物が、なぜか絶対にカメラを手放さず、撮影を止めない」という、この手の作品に付きまとう不自然さからは逃れ得たものの、代わりに失ったものは大きい。

 「ブレアウィッチ・プロジェクト」がリアルで恐かったのは、少ない登場人物が(現代のものと比べれば)粗末なカメラを操作することで、"観客の目に見えないもの"、"つい観客が想像してしまうもの"(仮に"ノイズ"と呼ぼうか)が多数発生したからである。これはPOVホラー全般のキモの部分だと思う。だから「パラノーマル・アクティビティ」シリーズは、作品ごとにカメラの数が増えていって、どんどん恐くなくなっていった。近作の「アンフレンデッド」は、劇場のスクリーンをPCのモニタに見立てることで、"ノイズ"を増やそうと試みていた。大成功とは言えなかったにしても、試みは評価できる。

 あるいは、今さら続編を作るのであれば、なにか目玉となるアイデアが欲しかった。

 12年の「POV〜呪われたフィルム〜」は傑作とは決して言えないものの、"人の視点/カメラの視点"がクライマックスで"幽霊の視点"に切り替わるところは鮮やかで、この一点だけでも製作された価値はあったと思う。

 「ブレアウィッチ」には、この"目玉"が欠けていて、基本的には前作の繰り返し。恐怖の要素の一つとして、"時間"を取り入れたところだけは褒めたいのだが、それとてクライマックスで"時間"の経過を表すために登場する人物のメイクが無人島コントみたいなので笑ってしまった。

 森に対する恐怖を観客に対して煽ろうと、登場人物たちがあれこれと言い伝えを語り合うのだが、このあたりが意味不明でちっとも煽られないのは、日本語版字幕が稚拙なせいもある。
 "underground railroad(奴隷制度があった時代に、逃亡奴隷を北部に逃すために存在していた秘密組織、または逃亡ルート)"を「地下の線路」とか直訳してます…。

 などと、つらつら考えているうちに終わったので(上映時間は九〇分)、退屈だけはしませんでした。





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 第1作目が登場したとき、日本でもちょっとしたブームになって、様々な雑誌が特集を組み、便乗本もかなり出た。ワタクシも便乗させてもらい、これに執筆させてもらいました。


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# by broncobilly | 2017-02-11 10:07 | 映画評

「ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち」(Miss Peregrine's Home for Peculiar Children, 16)

  ティム・バートンの最新作。

 アメリカ人の少年ジェイク(エイサ・バターフィールド)が、唯一の理解者であった祖父(テレンス・スタンプ)の死をきっかけに英国ウェールズの小島へとやって来る。そこにはミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)が"奇妙な子どもたち"を守りながら、永遠の1日を繰り返す不思議な屋敷があった。

 「アリス・イン・ワンダーランド」(大ヒットしたけれど、ぼくは好みではないです)、「ダーク・シャドウ」、「ビッグ・アイズ」と、いくぶん調子を落としていたバートンが、久々に本領を発揮。異形の者たちの悲しみと美しさをブラック・ユーモアたっぷりに描き出す。

 という意味においては、実に楽しかったし、面白かったのだけれど、以前のバートン作品を観る度に感じていた"ガツン"と来る衝撃や、いつまでもこの画面を観ていたいと思わせるような魅力には欠けている。"ベスト・オブ・ティム・バートン"的な世界が繰り広げられるのだが、毒気も哀しみも、いくぶん薄れているような…。

 未読の原作がそうなっているのかもしれないが、タイトル・ロールのミス・ペレグリンが、クライマックスにまったく登場しないというのは、エヴァ・グリーンが好演しているだけに、作劇上もう一工夫ほしかったと思う。

 もう一つ残念だったのが、子どもたちを狙う悪玉サミュエル・L・ジャクソンで、そもそも映画に出すぎな上に、悪役を演じるときの通常運転ぶりで、毎度お馴染みのサミュエル・L・ジャクソンである。タランティーノだと、そこからもう一つ腹芸を引きだしてみせるのだが、今回の作品では、あまり面白味がない。
 散々言われてきたことだが、やはり悪役は大事で、「バットマン」のニコルソンや「バットマン・リターンズ」のデヴィートのように、悪役そのものに"異形の者の哀しさ"が強烈に感じられれば、作品世界が拡がり、深くなったと思う。

 とは言っても、バートン独自のビジュアル世界にどっぷり浸れる愉しさと歓びはあるので、入場料金損した!などとは思わなかった。




ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち



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# by broncobilly | 2017-02-05 09:23 | 映画評