おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
by broncobilly
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「サプライズ」(You're Next, 11)

 両親の結婚記念日を祝うため、子供たちと、それぞれのパートナーたちが人里離れた屋敷に集まる。彼らは動物のマスクを着けた一団に襲われ、次々に命を落としていく。殺人者たちの目的は、そして正体は?というサスペンス/ホラー/スプラッター。

 まず、集まった家族たちの人間関係が、通り一遍ではなく、案外リアルに描かれているので、おや?となる。もちろん、これは後半の伏線になっているわけだが、サイモン・バレットのシナリオはあれこれと手を尽くしていて、展開も早いので、退屈している暇はない。アダム・ウィンガードの演出も、やるべきことはしっかりやっていて、流血、残酷場面だけに頼って画面作りをしていないことに好感が持てる。見るからに低予算の作りで出演者の中に見知った顔は一人もいないが、それがある種のリアリティにつながっているのは怪我の功名と言ったところか。

 この種の作品はネタバレを避けるのが原則なので、批評を書くのが難しいのだが、イロイロな意味で邦題通りの"サプライズ"(原題は"次はお前だ")に満ちていることは確かである。

 スプラッターかと思って観ていると、途中から意外とまともな(?)サスペンスに舵を切っていくのも"サプライズ"の一つ。

 最初のうちはマジメに(??)見物して怖がっていたのだが、途中からの展開や、暴力描写、ヒロインの変貌を観ているうちに、「これ、笑うところじゃね?」、「アメリカの劇場だと、この場面は大笑い、大喝采じゃないのかな?」という疑いが少しずつ頭をもたげてきて、人を食ったラストで、「あっ、やっぱり笑っていいんだ、これ」と確信いたしました。

 ホラー好き、ミステリ好きなら、一応観ておいて損はないと思う。






by broncobilly | 2013-11-16 15:26 | 映画評
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