おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(Gurdians of the Galaxy, 14)

 マーヴェル映画最新作。今回は今までと違い、地球の場面は冒頭場面のみ、残りは宇宙が舞台(でも、スタン・リーはしっかり登場)でスペース・オペラになっている。

 地球生まれの泥棒家業クリス・プラット、賞金稼ぎのアライグマと木(声はブラッドリー・クーパーとヴィン・ディーゼル)、妻子の復讐を誓う巨漢デイヴ・バウティスタ、殺人兵器として育てられたゾーイ・サルダナたちが腐れ縁で集まり、一つの星を殲滅しようとする悪玉と対決し、チームを結成するまで。
 ほかにもグレン・クロースやら、ベニチオ・デル・トロやらジョン・C・ライリーやら大物揃いのキャスト.でも、冒頭にいきなりグレッグ・ヘンリーが登場して、ああ、やっぱりジェームズ・ガンの映画だなあ、と安心した(ネイサン・フィロンがどこに出ているかは、わからなかった)。

 「スリザー」、「スーパー!」、「ムービー43」(のセグメントの一つ)は観ている。前の二本は好きな作品である。だが、暴力とか、グロ描写、ブラックユーモアの過激さが持ち味の人なので、マーヴェル映画の脚本、監督に向いているのかなあ、と危惧していたのだが、まったくの杞憂であった。

 異形の者たち、イイ顔したオヤジたち大好き、というガンのキャスティング・センスも生かされ(大スターたちがずらりと出ている中でマイケル・ルーカーが見せ場のある役をもらっている)、ガーディアンズたちのやりとりや、ほかの細かい部分にガンらしい捻ったユーモアのセンスが存分に炸裂している。でやっぱりアライグマが一番笑わせてくれる。いるだけで、動いているだけで、馬鹿に可笑しい。

 正直、C.G.I.を駆使した戦闘場面は、つまらなくはないが、目新しさもない。この作品を面白くしているのは、とにもかくにもキャラクター造形とユーモアである。

 「スリザー」、「スーパー!」はシナリオが粗かったが、今回は実に巧みで、というか巧みな部分があって、冒頭の伏線の回収の仕方は見事だし、泣かされた。

 音楽の使い方が話題になっているが、使われている70、80年代のポップスは凝りすぎていて、正直半分くらいしか知りませんでした。でも、知っている曲の使い方は、やっぱりやけに面白かった。

 マーヴェル映画恒例のエンドロール後のオマケだが、今回はひれも凝りすぎていて、ごく一部の人にしか笑えないと思う。トイレをガマンする必要はないだろう。
 おれはわかったぜ! わらったぜ!って、自慢にも何もなりはしないが。

 というわけで、変化球を投げたら、なぜか見事なストライクになった、という感じの、続編や、ほかののマーヴェル映画との今後のクロスオーバーも楽しみな作品である。




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by broncobilly | 2014-09-16 06:22 | 映画評
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