おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
by broncobilly
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「シン・シティ 復讐の女神」(Sin City: A Dame to Kill For, 14)

 フランク・ミラーのグラフィック・ノベルを、原作の世界観を忠実に再現したビジュアルで綴ったヒット作の第2弾。

 ファム・ファタール、エヴァ・グリーンに翻弄されるジョシュ・ブローリン(前作ではクライヴ・オーウェンが演じた役)の物語と、街の支配者パワーズ・ブースに殺された(ということになるのかな?)ブルース・ウィリスの復讐に燃えるジェシカ・アルバの話の両方にミッキー・ロークが絡み、ブースにポーカーの勝負を挑むジョゼフ・ゴードン=レヴィットのエピソードが挟まる。

 アメリカでは批評、興行共に大惨敗で(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「GODZILLA」を断って、こちらに出演したゴードン=レヴィット涙目)、どんなに酷いものを見せられるのだろうと警戒していたのだが、まあ、そんなに悪くはないよね、というのが感想である。

 不評の理由もよくわかる。まず、それぞれのエピソードの語り口というか、絡み方が、前作と比べてぎくしゃくとしている。

 それ以上に、話の内容や暴力描写が、前作と比べて陰惨なのである。監督をした二人のうち、ロバート・ロドリゲスよりも、今回はミラーのテイストが強まった印象だ。

 前作も暴力描写は派手だったが、ロドリゲスらしいユーモアや突き抜けた爽快感があったのだが、今回はなんだか生々しい。

 復讐の物語にもカタルシスが、それほど感じられないのである。

 だがそれはそれで、ノワールとして割り切れば納得できるし、やはりビジュアルは面白い。しかも今回は3Dなのである。これ、3Dにする必要あるの?という作品も少なくないが、グラフィック・ノベルの画像が動いてしかも奥行きや立体感があるというのは、なかなかインパクトがある。

 クライマックス、絶体絶命のアルバが逆転のチャンスを掴むきっかけなど、設定としてもビジュアルとしても、なかなか良いものでありました。

 第三弾製作は難しそうだが、もうスクリーンの向こうのシン・シティにいけないのかなと思うと、ちょっと寂しい。ちょっとだけ。




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by broncobilly | 2015-01-16 06:10 | 映画評
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