おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
by broncobilly
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「スパイ・レジェンド」(The November Man, 14)

 ピアース・ブロスナンが久々にスパイ・アクションに復帰。

 "ノベンバー・マン"と呼ばれたCIAエージェント、ブロスナンは引退していたが、因縁のある女性カテリーナ・スコーソンを救出するために復帰してモスクワへ。だが、スコーソンはブロスナンのかつての愛弟子ルーク・ブレイシー率いるチームに殺されてしまう。次期ロシア大統領と目される人物の過去に事件の鍵があると知ったブロスナンは、今際のスコーソンに教えられたオルガ・キュリレンコを捜し出し、彼女を保護しながら黒幕に復讐を果たそうとする。

 大作でも異色作でもないが、オールド・スクールのスパイ・スリラーとしてなかなか楽しめる作品。

 シナリオも練られていて、いくつか用意されたツイストも効果を上げている。ただし、いくぶん雑なところがあるのは残念。
 散々もったいぶって、その脅威が強調されていた女殺し屋の倒され方は、いくらなんでもあっさりしすぎでしょう。

 ロジャー・ドナルドソン監督の職人ぶりは今回も健在。爆発、銃撃、カーチェイスなども、派手になりすぎず、手堅くまとめていることに好感が持てる。

 ブラッドリー・クーパーが降板したために、急遽起用されたというブレイシーだが、ベテランのブロスナンを向こうに回してなかなかの好演。ブロスナンがボンド役デビューを果たした「ゴールデンアイ」の頃のショーン・ビーンに似ているのが、なんだか可笑しい。

 ブロスナンは老けたと言えばそれまでだが、渋みが増したとも言える。動きは今でもきびきびしているので、腕力と勢い任せといった感じの「96時間」シリーズのリアム・ニーソンとはまた違った趣の老人アクションが楽しめる。

 主な舞台となるベオグラードの街並みも美しいし、ちょっとした時間つぶしなは格好の一編。

 シリーズ化が決定したとのことだが、歓迎したい。




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by broncobilly | 2015-01-18 18:15 | 映画評
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