おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
by broncobilly
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「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」(Mad Max: Fury Road, 15)

 あの「マッド・マックス」のリブート。ストーリーは「マッド・マックス3/サンダー・ドーム」の"子どもたち"を"女たち"に置き換えたような感じ。シャーリーズ・セロン扮する女戦士フュリオサに率いられて新天地を目指す"子産み女"たちをマックスがエスコートして疾走する。

 えーと、ワタクシ、この作品、普通に批評できません。というのはですね、うっかり4DXで観てしまったからなのです。

 いやー、こんなに動くとは思いませんでしたよ、座席。

 冒頭、マックスがトカゲを踏みつぶすところで、すでにグィーンと座席が動くんですよ。こんなところで、こんなに動くんだったら、あとがコワイ、と思ったら予想通りで、座席は動くわ、耳元をシユッと風が通り抜けるわ、光るわ、煙は出るわで、もうどうしようかと思ったよ。慣れてくるとなかなか楽しかったですが、あれは「映画を観る」というのとは違う体験だった。

 で、肝心の作品だが、決して悪くはない、てか、いい。

 旧三部作の一、二作目にはあって、三作目からは消えていた、オーストラリア映画特有のざらっとした感覚が戻ってきている。ラスボスを演じているのが、一作目のラスボスと同じ役者だとは感激でした。

 "オーストラリア映画特有の"なんて偉そうに書いても、ちゃんと観ているわけではないが、「スカイ・ハイ」、「マッド・ストーン」、「チェーン・リアクション」くらいは観ているし、昨年は大怪傑作「荒野の千鳥足」に感激し、やっぱオージーすげー!と思ったりもした。

 体を張りまくったアクションののつるべ打ちに陶然となり(そして動きすぎる座席に焦りまくり)つつ、実はキャラが最低限の説明と観客の想像力を信頼することで、きちんと描き込まれていることに感心した。

 愁嘆場をやれそうなところでやらない。さらりと描いているから感動できる。アクションは一切抑制なし、ドラマ部分は徹底的に抑制。このコントラストが効いている。

 特にマックスとフュリオサの別れの場面は何気なくてよかった。

 充分に楽しませてもらったが、ただ、ジジイとして言わせてもらえば、一作目を封切りで観た時の衝撃は望むべくもなかった。

 もう一つ、抑制が気に入ったとはいえ、マックスのキャラがもう少し立っていても…、と思ったことも事実。

 まあ、それは次回作WASTELANDに期待しよう。次は普通の座席で観ようかな。




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by broncobilly | 2015-06-29 17:40 | 映画評
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