おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
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「メイズランナー2: 砂漠の迷宮」、「トランスポーター イグニション」

 ハシゴしてきました。

 最初に観たのが「メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮」。意外と面白かった一作目は、壁に囲まれたコミュニティに集められた少年たちが、壁の中の迷路を走り抜けなければ脱出できない、という不条理サスペンスだったが、二作目では敵の正体や迷路の目的もある程度明らかになっているので、謎解きの面白さは、ぐっと減ってしまっている。そもそも邦題に偽りありで、迷宮なんて出てこないぞ。

 とはいえ、まだまだ小出しになっている謎もあるし、132分という長尺だが、最近の邦画なら前後編に分けそうなほどの要素を、あれやこれやと詰め込んでいるし、中盤からベテランのスターたちも顔を出すしで、とりあえず退屈はしなかった。

 今回は前作のような怪獣ではなくて、まあ言ってしまえばゾンビ(的な感染者)が登場するわけだが、メイクやC.G.I.での造形に多少なりとも工夫が観られるのは有難い。最近のゾンビものは、どれもこれもメイクの感じが同じで、ちょっと食傷気味でした。

 ウェス・ボール監督は構図の感覚が優れているなあ、と前作の時も感じたのだが、今回は砂漠や山岳地帯の自然、そこに存在するキャラたちを収める構図がなかなかいい。

 そあ、これから! というところで終わり、次が楽しみなのだが、三作目(完結編!)は、なんと再来年公開予定とのこと。
 待ちきれない、てか、内容忘れちまってるぞ、きっと。




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 「砂漠の迷宮」は、あちらでも批評、興行共にまずまずのようだが、どちらもオソロシイことになっているのが「トランスポーター イグニション」。IMDbの点数なんて、現時点で4.9ですからね。同じ監督の「フル・スロットル」はつまらなかったし、そもそも「トランスポーター」も三作目は最低だった。

 今回のリブートに関して言えば、酷いものを予想していた分、まあそれなりに楽しめた、というのが率直なところである。

 そもそもリブートではなく、シリーズ四作目を作る予定が、ジェイソン・ステイサムが要求した高額のギャラを製作側が拒否したために実現した、エド・スクラインへの主役交代。主役が若返った分、父親役にレイ・スティーヴンソンを持ってきて、こちらにも大いに活躍させている。

 スティーヴンソンは、もと腕利きスパイという設定なのだが、なぜか異常なまでに誘拐されやすく、そのためにトランスポーターは、娼婦たちが立てた復讐計画に巻き込まれていく。

 主人公と父親の掛け合いには味があるし、カースタントには気合いが入っているし、ニースの風景はきれいだし、スクラインのアクションには、ステイサムのような重厚さはないが、切れは悪くない。ほかに観るものが無くて、退屈していて、とても寛大な気分になっていれば、楽しめるのではないか。

 寛大な気分にはなっていたのだが、主人公が悪党のみならが、フツーに仕事している人たちまでも必要に応じて(?)痛めつけたり、クライマックスは死屍累々という感じで陰惨になるのは、どうかと思った。
 そこまでやらなかった方が、後味が良くなったと思う。

 後味悪しと言えば、エンドクレディットに流れる歌は最低。いまだにこんなバカなことをしているのか…。




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by broncobilly | 2015-10-25 08:24 | 映画評
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