おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
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「ジャスティス・リーグ」(Justice League, 17)

 前評判が良かった割には、封切り直後の興行収入が予想を遙かに下回り、あちらでは反省会状態になっているD.C.エクステンデッド・ユニバースの最新作。 

 バットマンが中心となってワンダー・ウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグらを集めてジャスティス・リーグを結成。最強の敵ステッペンウルフに立ち向かう。さて、「バットマンvs.スーパーマン」で世を去ったスーパーマンは? 

 土壇場での監督の交代や撮り直し(劇場公開版の70%がザック・スナイダーの、30%がビンチヒッターのジョス・ウェドンの手になるものだとのこと)など不安要素が多かったので、最悪のものを覚悟していたら案外良かった、というので封切り前の評判が高かったのではないかなあ。実際鑑賞してみると、可もなし不可もなし、という感じでした。 

 良かったのは、上映時間がきっちり2時間に収まっていたこと。スーパーヒーロー(うち一人ヒロイン)のキャラが一人一人きちんと立っていたこと。そしてユーモアがかなり強められていたこと。 ただしどちらの'良かった点'にもマイナスがある。 

 テンポが良くて、すらすらと話が進むのだが、スーパーマン復活のドラマが「バットマンvs.スーパーマン」にフラッシュを一瞬登場させて、やたらと思わせぶりだった割には、なんだかあっさりしすぎてはいないかな? ユーモアに関しても痛し痒しといったところがあって、確かに楽しくて笑えるのだが、こっち方面ではやはりマーベルの方に分がある。疑似「アベンジャーズ」はいらんよなあ。むしろ、これまで追求してきた独自のダーク路線で、マーベル映画との差別化を図ってもらいたかったなあ、などと勝手なことを望んだりしてしまう。「マン・オブ・スティール」も「バットマンvs. スーパーマン」も「スーサイド・スクワッド」もいびつな作品だったけれど、しかし新たなことに挑戦しようとしていびつになっていたのかなあ、と今となっては好ましく感じてしまう。いや、ほんと、勝手でワガママな言い分なのはわかっています。

 あ、音楽がダニー・エルフマンなので、ティム・バートン版「バットマン」の旋律が聴けたのは嬉しかった。'あの'場面ではJ・ウィリアムスの旋律もちらりと…。 

 いろいろ文句を書きつつも、充分楽しんだし、エンドロール後のオマケに登場したあの人とあの人の姿を見れば、すでに決定しているPART 2への期待はいやが上にも高まる。 でも、作ってくれるよね?

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by broncobilly | 2017-11-24 15:19 | 映画評
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