おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
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「キングスマン: ゴールデン・サークル」(Kingsman: The Golden Circle, 17)

 大ヒットしたスパイ・アクション(・コメディ)の続編。

 ジュリアン・ムーアが頭目の巨大麻薬カルテル「ゴールデン・サークル」の攻撃により、キングスマンはタロン・エガートンとマーク・ストロングを除いて全滅。エガートンとストロングは、アメリカの「いとこ」組織であるステイツマン(ボスはジェフ・ブリッジス、メンバーにチャニング・テイタム、ハル・ベリー、ペドロ・パスカル)の協力を得て、ある手段であらゆる麻薬の完全合法化を合衆国大統領(ブルース・グリーンウッド)に迫るムーアと対決することになる。

 監督はマシュー・ヴォーンが続投だし、主要キャストも引き続き出演しているので安定の出来。

 コリン・ファースがどのような形で復活しているのかは言わぬが花だが、まあ、めちゃくちゃな設定ではある。でも、「キングスマン」の世界では、どんなめちゃくちゃもありだから問題なし。

 冒頭のロンドンでのカーアクション/格闘はC.G.I.を駆使して実に華々しいのだが、この手の見せ場には食傷気味なところもあってもう一つノレなかった。その後も、一つ一つのジョークは面白いのだが、エガートンと恋人の関係に尺を取り過ぎていることもあり、なんだか展開がぼやけている感じ。

 しかし、ファースが復活し、イタリアの雪山での戦い、ゴールデン・サークルのアジトでのクライマックス(ムーアの趣味でなぜか五十年代風、よく見ると建物の名前はエルトン・ジョンの曲名になっている)あたりになると怒濤の展開で、大暴れを期待していたテイタムが事実上寝たきり状態でほとんど登場しないのも気にならなくなる。

 前作の人間花火大会みたいな衝撃的な映像はないが(「エクスタミネーター」とか「地獄のモーテル」とか観てるので、人間ミンチくらいじゃあ、びくともせんのです)、それでもメカドッグの扱いなども面白く、やっぱりC.G.I.というのは、使う人のセンス次第なのだなあとしみじみ思った。これはよい例。

 赤いネクタイの大統領のキャラが‘あのお方’を意識しているのは明らかで、映画の中に登場するのがFOXニュースばかりなので、余計に可笑しい。製作がFOXだからだろうが、「FOXニュース以外はフェイク・メディア!」だからなのかもしれない。

 キングスマンとステイツマンが本格的に共闘する第三弾を期待します。
 あの人も復活しないかなあ。



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 最新号。連載は今回からアリ・マッグロウの自伝を紹介します。

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by broncobilly | 2018-01-01 20:44 | 映画評
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