おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
by broncobilly
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「オーシャンズ8」(Ocean's 8, 18)

 「オーシャンズ」三部作のチーム・リーダー、ダニー・オーシャンの妹デボラ(サンドラ・ブロック)が、女性だけのチームを結成し、'メットガラ'を舞台に一億五千万ドルの値打ちを持つネックレスを狙う。

 原案/脚本(オリヴィア・ミルチと共同)/監督はゲイリー・ロス。スティーヴン・ソダーバーグほどの才気は見られないものの、演出のスタイルは洒落ていてテンポも良いので退屈はしない。問題なのはシナリオの方で、物語上のターゲットを騙すだけでなく、観客に背負い投げを喰らわせるのが「オーシャンズ」三部作の面白さで、一応「8」もそうなっているのだが、いささかインパクトに欠ける'仕掛け'となっている。
 チームのメンバーが七人なのに、タイトルが「8」となっている理由も予想通りのものだし、後半になってから登場する保険調査員(ジェームズ・コーディ)も面白いキャラクターなのに、あまり活かされないままに終わってしまう。

 それでも、猛暑の息抜きとして悪くはないなあ、と思わせてくれるのは出演者たちの魅力が存分に生かされているからで、三部作でのジョージ・クルーニー+ブラッド・ピット的な息の合ったコンビネーションをブロックとケイト・ブランシェットが見せてくれるし、サラ・ポールソン以下、集められる面子も個性的で面白い。
 ネックレスを盗み出すために利用される人気女優役のアン・ハサウェイはノリノリの演技で実に楽しい。ジェニファー・ローレンスがスケジュールの都合で降板したための出演とのことだが、結果的にはこれで良かったのではないかと思う。

 若手女優役でちらりと顔を出すあの人とか、ガラのゲストとして本人役で続々顔を見せる皆さんとか、旧三部作チームからのあの人とか、次から次へと馴染みの顔が登場するだけでも嬉しい。個人的にはエリザベス・アシュレイの生存確認ができただけでも入場料金の価値はあった。

 ダンゴムシくらいのファッション感覚しか持ち合わせていないぼくでも、ああ、かっこいいなあ、と思う出で立ちに、綺麗だったり、個性的だったりする女優さんたちが身を包んでいるのも暑気払いにはけっこう。特にブランシェットは何を着ても決まっている。

 出来としては「オーシャンズ11」-3=「オーシャンズ8」というよりも「オーシャンズ13」-5=「オーシャンズ8」といった程度。
 観ている間は楽しかった。すぐに忘れてしまいそうだが。




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by broncobilly | 2018-08-10 16:43 | 映画評
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