おにがしま


映画批評家      鬼塚大輔      による映画評その他なんだかんだブログであります。
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2018年 09月 08日 ( 1 )


HARD TIME(第一話パイロット、98)

 バート・レイノルズの訃報に接して、これはもう飲んだくれながらDVDを観て追悼するしかないわけだが、「トランザム7000」でも「ロンゲスト・ヤード」でも「脱出」でも「ブギー・ナイツ」でも、もちろん「キャノンボール」でもなく、なぜかHARD TIMEが観たくなった。
 「ブギー・ナイツ」で一時的に人気が再燃していた頃に企画されたTVシリーズ。不評で結局3話しか製作されなかったし、確かにそれほど出来がよいわけではない。それでもバート・ファンにとっては、そして70s,80sアクション映画ファンにとっては涙もののの作品。

 ぼくは三枚組をアメリカから取り寄せたけれど、書店の500円DVDで日本語字幕入りのものを見かけたことがある。

 マイアミのベテラン刑事ローガン・マックイーン(どうでもいいけど、メッチャかっこいい名前ですね)が犯人追跡中に殺人を犯し、金を持ち逃げした容疑を着せられ、警察とギャングの両方に追われながら身の潔白を証明しようとする。

 という、どうでもいい内容で演出にも見るべきところはない。監督は、ええと、あっ、バート・レイノルズだ。訂正。手堅くがっちりまとめた、好感の持てる演出です。

 とにかく、共演者たちが(ある意味)豪華。相棒の刑事が「シャーキーズ・マシーン」、「テキサス1の赤いバラ」ほかでバートと共演しているチャールズ・ダーニング。バートとこの人の息の合ったやりとりをみているだけでも微笑ましく、そして今は悲しい。

 話は逸れるが、ダーニングがゲスト出演している「NCIS」シーズン2第7話「硫黄島の記憶」は全日本人必見の傑作エピソードだと思う。

 話を戻してHARD TIMEの共演者はほかにも、バートの逝去に際し追悼ツイートを寄せたビリー・ディー・ウィリアムスが検事、ギャングのボスにロバート・ロッジア、「ゼイ・リブ」のロディ・パイパーまで出ている。女性弁護士はなんと「フェリスはある朝突然に」、「レジェンド 光と闇の伝説」では超絶美少女だったミア・サーラだ。

 特に嬉しかったのはアリス・ゴーストリーのカメオ出演。「奥様は魔女」で登場する度に変な魔法で大混乱を巻き起こすヘルパー、エスメラルダを演じていたときから可笑しかった人だが、「ゲイター」に猫おばさん役で出演している。HARD TIMEでも、やっぱり猫おばさん。

 で、肝心のバートですよ。

 この時点で62才だったバート。冒頭から「シャーキーズ・マシーン」の最初の追跡場面みたいに走る。これも「シャーキーズ・マシーン」みたいに捕まって拷問され、脱出する場面も。クライマックスでショットガンを撃ちまくる姿は「マローン」…。
 
 考えてみると、バートがいかにも彼らしいアクション・ヒーローを演じたのはHARD TIMEが最後なんだよなあ。

 体は当然全盛期よりも重くなっているし、溌剌とした明るさは消えている。でもね、枯れた味が絶妙なんですよ、HARD TIMEのバート。

 第2話、第3話も、ブルース・ダーン、キース・キャラダイン、デヴィッド・ラッシュ(「おれがハマーだ!」)なんてビミョーに嬉しい人たちが出演。もちろん、ダーニングも続投。

 続けて観ようかと思ったけれど、苦労してDVDを入手したものの、そのまま放置していた「ラッキー・レディ」が気になってます。多分、こちらを先に。

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by broncobilly | 2018-09-08 10:49 | 雑記